【ファサード】
前面道路が大きかったおかげで、全体をスクエアな綺麗な形に珍しくできたプロジェクト。基壇部はオーソドックスだが重めにタイル貼とし、3階から上は軽くしたいため、ガラス手摺としている。とはいえ、全て同じだと単調になり過ぎるので、構造フレームに合わせ間口を3分割し、モノトーンで少し色分けをしている。ガラス手摺は、プレゼンの際にお客様との話の中で、5階から上は外部からの視線もあまり関係ないという事で、グレーだが視線の通るガラスとし、屋内側から見ると開放感がある。
【エントランスホール】
天井ルーバーは、太めとして木目感を強調し、床も木目のタイルとして、上下から木で挟むコンセプト。両サイドは明るい色のタイル貼として、全体としては明るくやわらかな空間を目指した。正面はアイストップとして、ガラスモザイクの壁を2枚重ね、間に間接光を入れて、光のグラデーションを作り出す。