既存の住宅のウッドデッキの増設工事が完了した。材料は、もっとも劣化しにくいハードウッドが良いという事で、イペ材とした。色目もよく重厚感がある質感で良い感じに仕上がった。ちなみに、材料はイペ材の他はウリン、セランガンバツー、レッドシダーを検討した。ウリンは色が濃すぎるし、セランガンバツーは色は良かったが、ハードウッドの中では劣化しやすいという事で、王道のイペ材に落ち着いた。
屋内とウッドデッキをつなぐサッシは、2枚とも障子を壁の後ろに引き込めるタイプとし、全てオープンにすると、1m60cmほど開口になり、内部と一体感を持ってつながるデザインとした。
ウッドデッキは、雨水を考慮し屋内フロアから3mm下がりで、ほぼフラット。ウッドフェンスの高さは、デッキ上から人の伸長程度。通常は1800程度が標準だが、地面から高くなり過ぎ圧迫感が出るので、気持ち低い設定だ。
フェンスで周囲のビジュアル的雑音をシャットアウトすることで、プライベート感が増し、癒しの空間になった。日常の生活に大きく潤い感をもたらすのに、とても良いと再認識した。
(設計、デザイン、施工共相談を承ります。)